高機能住宅のリビング　快適性は？

onishi koji
8月21日
読了時間: 4分

更新日：4 日前

香芝市のおしゃれな注文住宅ダイセイです！

いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は動画でご紹介した、家族が集う中心となる空間「リビング」のお話です。皆さんは「リビング」と聞いて、どんな空間を思い浮かべますか？

開放的で、いつも光が差し込む明るい空間でしょうか？

それとも、家族の気配を感じながらも、それぞれが心地よく過ごせる空間でしょうか？

私たちが目指したのは、その両方を叶える空間です。今回の設計で特にこだわったのは、「採光」と「室温」。一見、当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実はここに、住み心地を左右する奥深い秘密が隠されているのです。

家族が集う明るいリビング

動画でご覧いただいた「リビング」は、まさにその秘密が詰まった空間です。外から見ると、大きな窓があるわけではないのに、なぜか中はとても明るく感じませんか？その答えは、「光の取り入れ方」にあります。

一般的に、家を明るくするために大きな窓を設けることが多いのですが、それにはデメリットもあります。夏は強い日差しが差し込みすぎて暑くなったり、冬は窓から冷気が伝わって寒くなったりと、温度管理が難しくなることも。また、プライバシーの問題も無視できません。

そこで私たちが採用したのは、家の中に光を取り込むための「開口部」です。動画でも触れていますが、この開口部を天井近くの高さに設けることで、光が部屋全体に拡散し、隅々まで明るく照らしてくれるのです。これは、まるでレフ板のように光を反射させる効果を利用したもので、柔らかく、温かみのある光が空間を満たします。

この設計は、ただ明るいだけでなく、もう一つの重要な役割を果たします。それは、外部からの視線を気にすることなく、安心して過ごせるプライベートな空間を作り出すことです。日差しを効果的に取り入れつつ、外部からは中の様子が見えにくい、そんな絶妙なバランスを実現しました。

「屋根裏エアコン」と「高断熱設計」

の組み合わせがもたらす、驚くほど快適な空間

家を建てる際、夏場の暑さや冬場の寒さ対策は非常に重要な課題です。一般的には、各部屋に個別のエアコンを設置することが多いですが、これだと部屋ごとに温度差が生じたり、電気代がかさんだり、無駄なエネルギーを消費してしまうことも少なくありません。

私たちがご提案する「屋根裏エアコン」は、こうした悩みを一気に解決してくれる画期的なシステムです。たった1台の家庭用エアコンを屋根裏に設置し、ダクトを通じて家全体に冷暖気を循環させることで、どの部屋にいても均一な温度で快適に過ごすことができます。

このシステムが最大の効果を発揮するためには、「高断熱設計」との組み合わせが不可欠です。高断熱設計とは、壁、床、天井に高性能な断熱材を隙間なく施工し、窓も断熱性の高いものを使用することで、家全体の魔法瓶のような状態を作り出すことです。これにより、外の暑さや寒さの影響を受けにくくなり、家の中で一度冷やしたり温めたりした空気を長時間保つことができます。

高断熱設計と屋根裏エアコンを組み合わせることで、たった1台のエアコンで家全体を効率よく冷暖房できます。実際に動画で紹介しているエアコンは14畳用ですが、これ1台で家全体をまかなうことが可能です。朝方には設定温度よりも低くなることがあるほど、超高効率な住空間を実現します。

この組み合わせは、単に快適なだけでなく、エネルギー消費を大幅に抑え、経済的にも大きなメリットをもたらします。家全体を一定の温度に保ち、一年中快適な暮らしを実現する理想的なソリューションです。

このように、私たちの家づくりでは、屋根裏エアコンによる全館空調を核として、吹き抜けや光の取り入れ方、そして風の通り道まで、すべてを緻密に計算しています。それは、単に温度を管理するだけでなく、光や風といった自然の力も最大限に活用し、心も体もリラックスできる、真の意味での「快適な空間」を追求しているからです。

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